2014年5月20日火曜日

安岡章太郎

 昨日のラジオで安岡章太郎の[流離譚]という小説の紹介を聞いた。

 彼の先祖である幕末の安岡文助に嘉助、覚之助、道太郎という3人の子どもがおり、嘉助は土佐勤王党に参加、土佐藩参政、吉田東洋を斬り、脱藩上京。吉村寅太郎の天誅組に参加、十津川で敗れ、捕えられて京都で打ち首になる。
 覚之助は嘉助と同じく土佐勤王党に入るが、本家の養子になり、戊辰戦争、会津攻めに参加して、会津城下で流れ弾に当たり、戦死する。
 道太郎は幕末を生き延び、植木枝盛たちと自由民権運動に参加し、大衆的な運動を担う。
 本家の覚之助の子孫が、維新後土佐を離れて東北に移住した理由を、この安岡家の子孫にあたる安岡章太郎氏が時代背景を追いながら調べていくという内容になっている。
 歴史小説というよりは、ノンフィクションといっていいと思う。
数年前のNHK大河でラマ「龍馬伝」を興味を持ってみていたが、安岡家と坂本龍馬、板垣退助、武市半平太、など、幕末明治の有名人との関わりがあったとはしらなかった。。  

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