2014年5月26日月曜日

1次世界大戦のモラル

先週見た映画は1937(昭和11)年の 仏映画 モノクロ DVD:113分  
「大いなる幻影」
   監督;ジャン・ルノワール     (印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールの次男で「どん底」「獣人」「河」などの名作がある)
  出演;ジャン・ギャバン/ピエール・フレネー/エリック・V・シュトロハイム 

第一次世界大戦のさなか、ドイツ軍の捕虜となった、さまざまな階級の人間が集う収容所での物語。
2次世界大戦ではヒットラーによる殺戮が横行するが、1次世界大戦では、戦争がまだ紳士的であった時代の残り香が漂うヒューマンドラマの傑作だ。
やがて脱走計画が企てられるが・・・・・最後はかろうじてスイス領に逃げこもんだ兵士を、幸運なやつらだと,ドイツ兵は射撃しない。

主演格のジャン・ギャバンも未だ若く、33年あたりから注目され始め、35年の「地の果てを行く」で人気が出始め、「どん底」、「望郷」、そしてこの「大いなる幻影」という名作で人生の悲哀を巧みな演技で披露しスターとなった。

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